交通事故で来院、腕がパンパン??

夜間は突然の事故での来院があります。
注意していても不意に起こってしまうことがあります。

今回は、前足の腫れで来院された猫ちゃんの紹介です。

来院時、左の前足が通常の3倍ほどに膨れ上がっていました。

到着後、全身の緊急的な異常がないか確認し、腕以外は大きな異常がなかったので、レントゲンの撮影をしました。

前足の橈骨と尺骨が折れています。
また、橈骨は肘の関節から外れていました(脱臼)。

猫ちゃんは包帯をつけてしまうと、手を執拗に振って、骨折が悪化してしまうことがあります。手術まで絶対安静としました。

手術は無事終了し、今では家を飛び回っています。

モンテジア骨折とは?

モンテジア骨折とは、肘脱臼骨折のひとつです。

一般的には
モンテジア骨折 = 尺骨骨折 + 橈骨脱臼
を指します。

 

分類は?

様々なタイプがありますが、人ではBado分類が有名です。
今回の骨折では2本ともの骨折を伴う複雑なものでした。
骨折の中では比較的難易度の高いモンテジア骨折手術の中でも難易度の高いものでした。

今回の手術では尺骨骨折の整復と橈骨の固定で手術を実施しました。


4つのタイプに分類されます。

 
  橈骨頭 尺骨
Type1 前方脱臼 前方凸
Type2 後方脱臼 後方凸
Type3 外方脱臼または前方脱臼 尺骨近位骨幹端骨折
Type4 前方脱臼、骨折 骨折



引用:Bado classification of Monteggia fracture-dislocations

症状は?

・足が腫れている
・足を痛がる
・びっこを引いている
・歩き方がおかしい
など骨折では一般的な症状です。

原因は?

落下などの外傷で受賞することが多い病気です。

猫種(犬種)による差はありません。
 

治療は?

基本的には外科手術が必要となります。
骨折や脱臼の仕方により術式は異なります。
また、複雑骨折(開放骨折)濃霧により合併症のリスクも異なります。

受賞後は速やかに病院への受診をおすすめいたします。
猫は包帯を巻くことで手を振り、悪化してしまうこともあるため注意が必要です。

術前、術後は安静治療が必須となります。
院内外での飼い主様との2人3脚での治療が大切です。
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